ピース。

ウテン結構【メメントの森】
全ての日程が終了しました。

洗濯機が大活躍しています。
お借りした衣装に、衣装にするつもりが無かった衣装、ジャージなど、、スッキリ!!

今回は重めのテーマでした。

生きるために毎回誰かに承認を求めるなんてなんて苦しい生き方だろう、と思うところはあります。

ただ、【とにかく生き残る】を選択し続けた女1には、心から「ありがとう」と「お疲れ様」を言いたいです。

チャレンジポーズは、深層心理で🕊平和を🕊願っていたのかもしれませんね。たぶん。

私だったら、どんな選択をするだろうか。

「生き残った」後に訪れる恐怖やら息苦しさに絶望して、2度目はチャレンジしないかもしれない。
独りだったらね。

劇中、女1の近しい人は「兄貴」しか出てこないし、女1の背景も語られないから、見てくださった皆さんのご想像にお任せしますが

私にとっては、「兄貴」がいてくれた、ただそれだけで良かったです。ホントに。
しかも、あんな兄貴ですから、大好きなんだろうなあと思うし、実際大好きでした。

「迷惑はかけない」の言葉は守られなかったかもしれないけど、猪突猛進で死んでった1のこと、どうか責めないでいてくれたら、と思います。

あと、本番中、警察のコスプレをした女4に
「似合うと思ったのよね、あなたよりは」
の台詞で笑った方たち、許さないからなあ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️

客席にメンチ切るかと思った…危なかった…

(冗談ですよ。)


劇中劇で、「あの子のことはもう思い出したくないの」って台詞と言い回し、1としてはその通りの表現なんだろうけど、ソレを経験していないから出てきた表現なんだと思う。

やっぱり、目の前には「物」しかないし、知らない人だし、娘いないし。
実感なんか、無いんだ、どこまでいっても。

娘をミサイルで亡くした方が言う台詞(表現)としては不適切なんじゃないか?、、やっぱりそこは毎回戦っていました。
どうしても引っ掛かりはあった。

(正直その辺は、どうしても割り切るしかなくて。今の私には割り切ることしか出来なかった、あのシーンは「滑稽」で「物知らず」で成り立つと思うし。…違ったらどうしよ…)
コロナ禍や大地震やウクライナや北からのミサイルの中を生きる現代の私たちが、いま出来る、私たちへのメッセージとして受け取ってもらえたら、何か少しでも思うことがあれば良いと思っています。
このメンツ、本当に平和で素晴らしかった。
毎稽古しっかり集中して、自分のやるべき事、役割を全うされ、役やシーンの擦り合わせもしっかり出来た。
このメンバーだからやり遂げられた、心から思う。

照明の長堀さん、音響のるーさん、制作のみきさん、御三方のお力無くしてここまで出来なかったです。

そうそう!!
最後、申し訳程度の変装をして民衆に「逃げろ」と言うシーン。
あの椅子の上に立って見回す時、あの時の、あの景色は、壮観でした。

客席(ブース含め)の熱、呼吸が手に取るように分かって、最期に向かっていくのに何の躊躇いも恐怖もなくなるあの瞬間。
※最期になるとも思ってないしネ。

心配そうに見守る人、何をするのか不安視している人、1の最期を予感する人、何かを願っている人、集中を一気に感じられるあの瞬間、たまらなかった。
あの景色は私だけのもの。

あの景色を観させてくださってありがとうございました、雨さん。

今回ご来場くださった皆様、生きさせてくださってありがとうございました。


走っている女1
蒼井染
最高のメンバーたち
ありがとうございました。

とまと日和

トマトを愛する舞台俳優 蒼井染のオフィシャルホームページ ここでは日々の徒然、舞台の徒然を綴ってゆきます

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