私たちのムーランルージュは終演したけど、ムーランルージュはまだ終わらない
センチメンタルジャーニーと港の見える丘(?)が延々ループしている朝☀️🌱
千穐楽
最後のステージでは、「貴方とならば」からの出番を待ってる間
私はこのステージで最後だけど「ムーランルージュ新宿座」やそこに生きる園子や周りの皆はこの先もどこかで生き続けているんだな
とふと思い、改めてムーランで生きている
私たちの生活や姿や、ショーを観てもらいたくなり、初心に帰って舞台に出ていくことができた。
毎ステージ本当に楽しく舞台に出られていたけど、こんなにも新鮮に、こんなにも喜びに満ちた袖待機は今まで無かった。
舞台の幕が下りると、寂しさが湧き上がってくることも多いけれど、今回は…そうでもない。
私は園子という役が好きだった、というか好きになった。
それは相手役の佐藤ケンタくんのおかげであり、ムーランのマスター役青山さんや作家の葛西先生、対立した哲平役の松浦くん棟梁佐野さんをはじめ、お姉さん役の橋本さん、中右さん、篠田さん、若手役の石森さん、上不さん、秀逸なダンサーさん、たちのおかげである。あとなんやかんやバンマス役の砂原さん。
もちろん、劇中の絡みはないけど、全ての共演者の方の影響をもって、園子という人物が成り立っているので、誰か1人でも欠けてしまっていたら、私の園子は、園子でなくなっていた。
私の園子にとって、ムーランは帰る場所であり、家族だった。
稽古は疲れるし、ダンスも難しいし、ヒールは脚に負担だし、言い出したらキリが無いことだらけだけど、不満に思ったことは1度もない。
稽古は疲れるけど楽しい。
ダンスも難しいけど楽しい。
ヒールは脚に負担だけど履けば可愛いし楽しい。
飢えについては苦しい時間のほうが長かったけど、おかげで幸せを噛み締める時間も増えた。
この座組は、緊張感漂う顔合わせの日には想像できなかった結末になった。
とても愛おしい座組だ。
そんな座組を作ってくれてありがとうございます、演出酒井さん。
支えてくださってありがとうございます、原田さん岡崎さん吉川さん荒川さん郡さん川西さん池田さん太田さん、たくさんのスタッフさん。
もうこのメンツ全員で1個の作品作りをすることは無いだろうけど、またどこかで共演できたら、そんな嬉しいことは無い。
ことのはboxの作品への取り組みも好きだし、作り方も好きだ。
出会えたことがラッキーだ。
ムーランルージュ新宿座とは、また改めてお会いしたい、できれば、すぐにでも。
その時は、戦前戦中のムーランとお会いしてみたいものです。
さあ、染は、6月の舞台に向けて台本を読み始めるとします。
次は「人間出てくんの?」と思うファンタジー?妖怪?ものです。合流が楽しみです!
ムーランルージュ、ありがとうございました。
柿野園子役
蒼井染
⬆️顔合わせ
⬆️稽古最終日
⬆️ムーランルージュ公演
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